February 06, 2021By Shirousa← Back to Blog

絶滅していない恐竜と、魚でない硬骨魚類


目次

絶滅していない恐竜と、魚でない魚類

恐竜というと太古に存在し、現在は絶滅した生物として描かれてきました。 また、魚類というと海や川で泳いでいるものとしてイメージされると思います。

生物学の進歩は、これらのイメージを変える発見をしてきました。 その話をしてみたいと思います。

絶滅していない恐竜

恐竜は絶滅していません。 姿を変え、現代でも身近な存在として繁栄しております。

恐竜の直系の子孫となる生物をご存知でしょうか?

イメージで見るとワニやトカゲと答える方もいるかも知れません。

しかし、恐竜の直径の子孫は『鳥類』です。

ニワトリや鳩など、身近な全ての鳥類は、恐竜の直径の子孫なのです。

意外かもしれませんが、共通点は意外と多く。

  • 羽毛を有する。
  • 卵生である。
  • 気嚢によって呼吸する。
  • 恒温動物である。

など、多くの共通点を有しています。

恐竜 - Wikipedia

空を飛べる動物

鳥類というと空を飛べることは有名です。

この世のすべての動物で、類などのレベルで空を飛べるのは鳥類と昆虫だけです。 コウモリやモモンガなど、哺乳類の一部も空を飛べますが、滑空に近く、空を飛べているとは言い難い状況なのです。

かつて大地を支配していた恐竜はその姿を変えて空を支配していると思うと、ロマンがあると思います。

恐竜の色

恐竜というと 緑色や灰色と行ったイメージを持たれるかと思います。 しかし、これは完全な想像であることはご存知でしょうか?

生物の色を決めるのは色素ですが、色素は化石になりません。 そのため、色に関する学術的な情報はなく、全て想像なのです。

現生の鳥がカラフルな見た目であることを考えると、赤や黄色といったカラフルな見た目の恐竜がいてもおかしくないのかもしれません。

魚でない魚類

魚類というと、スラッとした見た目で海や川を泳いでいるイメージです。

しかし、魚類の大グループの一つ、硬骨魚類に所属していながら、魚でない見た目の生物がいます。 実は、ヒトは硬骨魚類の一つなのです。

この話をすると、ヒトは哺乳類では? と思われる方もいるかも知れません。 また、小学校の理科で脊椎動物と習った方もいるかと思われます。

現代の生物学では、四足動物(4本足の動物、両生類、爬虫類、哺乳類など)は『硬骨魚類肉鰭亜綱』の一部になっています。

脊椎動物として魚類や哺乳類がいるのではなく、脊椎動物はサメなどの軟骨魚類と、魚や哺乳類などの硬骨魚類に分かれ。 硬骨魚類の中にシーラカンスや哺乳類が含まれる肉鰭亜綱とサバやマグロなどの魚が含まれる条鰭亜綱に分かれているのです。

進化の系統樹的には、 マグロとヒトは、マグロとサメより近縁で、 シーラカンスとヒトは、シーラカンスとマグロより近縁ということとなります。

脊椎動物はいても、無脊椎動物はいない

進化の系統樹を見ると、脊椎動物という分類は存在しています。

脊索動物のうち、脊索の周りに骨を持つものが脊椎動物であり、 軟骨魚類や硬骨魚類、哺乳類などの四足動物が含まれています。

しかし、無脊椎動物という分類は出てきません。 小学校などでは、脊椎動物と無脊椎動物に分けて教えますが、脊椎動物というのは進化の系統樹のとある一端であり、それ以外をまとめることは出来ないのです。

まとめ

生物系の番組でも、現行の動物種の紹介はあっても進化の系統樹の話がされることはあまりないと思います。 進化というのは、四足動物一つを見ても、鳥類は恐竜の直系の子孫であることが分かったり、魚類の一部でしか無いなど大変面白いものです。

進化から身近な動物をみると新たな発見があるかもしれません。

以上

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